2014年11月6日木曜日

ドイツ銀行 預金者から金利を取る

本日の読売新聞に面白い記事が出ていました。ドイツのネット銀行が、大口の預金者に対して、金利を取る、つまりマイナス金利を適用するという話です。預金者に金利を払うのではなく、逆に金利を取るというのです。

もともとドイツでは国債などが一部マイナス金利になっており、すでに債権ではマイナス金利は驚くべき事ではなくなっていますが、ついに預金もマイナス金利の時代に突入するかもしれませんね。

日本では、預金が減ると聞けば、頭が大混乱するかも知れません。しかしそれは、そういう常識に染まっているからであって、そもそもなぜ金利というものがあるのか、そのレベルから考える人はほとんどいないでしょう。

今回は、EUが超低金利の環境下で銀行経営が厳しいために、大口預金者から金利を0.25%ほど徴収するという話でしたが、おカネを取られる預金者の立場からすれば、これは金利であっても、税金であっても取られる事に違いはないわけです。

なんとなく、預金課税を連想させる出来事でした。