2014年11月20日木曜日

「財務省が敗北」という記事が大量に出る

Yahooのニュースサイトで増税関連記事を一日観察していたところ、「財務省の敗北」「敗北感漂う財務省」などの見出しの記事が、大量に出現した。いかにも「印象操作」っぽい動きに感じてしまいました。

一般の国民にとって、「景気条項」は極めて大切です。防波堤ですから。ところが、増税の延期と同時に景気条項が「財務省の圧力」で削除されたため、増税が確定しました。どれほど景気が悪くても増税するという意味です。だから、一般の国民は「財務省にヤラレター」と思っている人も多いはずです(ネットでは明らかにその声が多い)。国民の財務省に対する感情は悪化します。

そこで、そうじゃなくて「財務省が負けた」という印象を与える記事を読ませることで、国民の怒りを抑える、あるいは、「してやったり」という満足感を与える戦略ではないかと思われます。つまり財務省の意図を組んだ記事だろうと思うのです。

まあ「読み過ぎ」だと思われるかもしれませんが、マスコミは信用できませんから。基本的にマスコミは世論誘導のための洗脳装置ですから、朝日新聞のようなプロパガンダを堂々とやれば、提灯記事を臆面も無く書きまくるわけです。

特にひどかったのが、野田政権の時の増税法案をめぐるマスコミの論調です。「全マスコミが増税賛成大合唱」でしたから、偽善性を嫌というほど思い知らされました。その結果、案の定、今回のGDPの大失速があるわけです。それ以来、「マスコミには悪意がある」、つまりマスコミ性悪説で見るように心がけています。

信用できるのは、身の回りの人たちだけですね。