2014年11月2日日曜日

消費税増税の表の顔と裏の顔

消費税の増税の表向きの顔は美しい。社会保障の財源を安定にする目的だそうだ。しかし、裏の顔は「増税することで財務省や役人の権益を守る」ことに他ならない。なぜか?結果として、増税が財務省や役人の権益を守る事になっているという事実が、その根拠になると思うのです。

そもそも消費税の増税を行うまえに、「公務員改革」による行政のスリム化が必要な事は論を待ちません。ところが、公務員の定員数はもちろん、天下り先である膨大な数の行政法人、公益法人の削減にはほとんど手を付けず、公務員のおいしいところをそのまま残しているのです。これでは経費は削減できません。そのかわりに増税で穴埋めを行うという結果になっているのです。

確かに消費税を福祉目的に使うというのは嘘ではないでしょう。しかし、彼らの増税の目的は、福祉の充実ではありません。高齢化で福祉に予算を取られることで、自分たち財務省の使える予算が減ったり、人員を削減することになるのを防ぐ事のほうがはるかに重要な目的であると考えられるのです。

もし、そうでないとするなら、なぜ公務員改革が何も行われないのか?こんな茶番につき合わされるほど国民は暇ではないのです。