2015年1月7日水曜日

ダイレクト・パブリッシング(電子出版)

先日新聞を見ていたら、個人で初期コストなしに出版できる電子出版「ダイレクト・パブリッシング」についての記事が掲載されていました。

普通の書籍の場合、自費出版しようとすれば、本のレイアウトや印刷、流通などで莫大な初期コストが必要とされるため、おいそれとできるものではありませんね。本が売れなきゃ全部自腹となって「火だるま状態」です。電子書籍と言うのは以前から聞いていましたが、今までの電子書籍はメディアがデジタルだというだけで、出版の仕組みは従来とあまりかわらなかったようです。

ところが、「ダイレクト・パブリッシング」方式は、書き手が電子書籍の基本的な体裁まで自分で整えて、書き手自身だけで電子書籍を出版、つまり売り出すことが出来るという方法です。なので、初期投資がいらないんですね。それで「おお、これはすごいな」とか思ったわけです。自分はもともと大学の時は漫画描いてましたし、ここ数年はブログで文章書きまくってますので、出版に興味はあったのですが、そんなことしたら「火だるま状態」になるに決まってますから、あきらめていたんですね。

とはいえ、もちろんそれで飯がくえるわけじゃなし。200円で800冊売れれば良い方で、その場合でも収入は7万円程度なんだとか。多くは2桁の売り上げらしい。それでも、ネットで検索してみたら、ダイレクト・パブリッシング関係の記事がわんさと出てきました。みなさん、興味をお持ちのようです。なにせ日本人は文章書くのが好きらしく、ブログ大国なんて言われてるみたいですからね。

初期コストゼロならリスクもゼロかな、と思ったらそうでもない。デメリットを書いたブログ記事によれば、読者から誹謗中傷に近いコメントもガンガン来るそうで、とくに専門的な分野だと、意見の違う人から容赦なくやられるらしい。「著者自身の性格をよく考えたうえでテーマを選んだほうがいい」そうです。まじかよ、もろ自分のテーマは専門分野じゃないですか。サンドバック状態。うへ。

こうなったら何が来ても「完全無視」を決め込むしかない。自分は経済を「裏から見ている」ので、反論も多い。炎上必至ですね。でも、炎上ビジネスと言うのもありますね。炎上して注目を浴びれば他のルートが何か開ける可能性もあるってわけです。しかし、中途半端に「生焼け」になったら最悪ですよ。生焼けじゃ痛いだけ。

どっちにしても、本を書かなきゃ始まらないです。