2016年8月17日水曜日

政府が勝手に作った借金は政府が返せ

新聞マスコミがまたまた「国の借金がー」「国民1人800万円だー」を繰り返し、増税やむないと言っている。なぜ国の借金を国民の税金で負担しなければならないのか?

そもそも国民は政府に「借金してくれ」と頼んだつもりはない。政府が莫大な国債を発行して公共工事におカネを注ぎ込んだ。もちろんそれで景気が回復すれば、借金を返済できる目論見があったのだろう。しかし見事に失敗した。いわば、政府が勝手に借金して事業に失敗したのである。そのツケを国民に払わせるなど、モラルハザードもはなはだしい。

政府の失敗の責任は政府が取れ。
政府のツケを国民に押し付けるな。

責任を取るのは簡単だ。政府には通貨発行権があるから、おカネを発行して借金を返済すれば国民に負担を押し付ける必要はない。政府が勝手に借金を作ったのだから、政府の責任で通貨を発行して払うのが当然だ。むしろ義務だ。

そもそもなぜ政府が公共投資に失敗したのか。それは政府が国債を膨大に発行してアクセルを踏んでいるときに、日銀が金融緩和を行わずブレーキを踏んだからだ。だから砂漠に水を撒くように政府の支出が吸い込まれただけで終わった。いわば、「日銀の失策のツケが国の借金の元凶」でもあるわけだ。そのツケを国民に払わせるなど、モラルハザードもはなはだしい。

日銀の失敗の責任は日銀が取れ。
日銀のツケを国民に押し付けるな。

責任を取るのは簡単だ。日銀には通貨発行権があるから、おカネを発行して国債を買い取ればよい。そうすれば、事実上、政府の借金を返済したことになる。そして、これは量的緩和として行われている。何のことは無い、このまま量的緩和を続け、日銀が国債を100%買い切ってしまえばよい。すでに1/3は返済が済んだので、このまま日銀が買い続ければ増税の必要はなくなる。それが国民にツケを回さない正しいやり方だ。

政府の借金は政府が自ら解決せよ。
国民にツケを回すな。