2016年8月25日木曜日

国の借金の原因は多すぎる貯蓄にある

新聞マスコミは「国の借金ガー」と連呼するのに忙しい。しかし国の借金の本質的な原因がどこにあるか決して触れることはない。なぜなら、それは社会の支配層にとって都合が悪いからです。

「国の借金の原因は政府(国)が借金したからだろ」というのは、必要条件の一つとなりえるものの、十分条件ではありません。たとえ政府が借金しても、そのおカネを誰かが貯蓄として貯め込んでしまわない限り、借金の返済は可能だからです。

つまり、政府が借金(信用創造)によって作り出した預金通貨を、誰かが貯め込んでいるから返せないのです。これはバランスシートから言って、否定できない事実です。もし貯め込んでいる連中が、貯め込まずにそれらのおカネを使っていたらどうなったか?世の中のおカネがどんどん回りますから、税収が増加し、その税収によって政府の債務の返済ができるのです。ですから、

国の借金の原因は多すぎる貯蓄にある

のですが、こういう話を新聞マスコミが絶対に触れることはありません。なぜなら、カネを貯め込んでいる連中が新聞マスコミのスポンサーだからです。新聞マスコミはカネを貯め込んでいる連中の走狗に過ぎません。

国の借金の原因は多すぎる貯蓄にある
この事実を「国の借金ガー」の連中は直視すべきです。

ちなみに、バランスシートから明確なことは、通常の手段しか用いないのであれば、この貯め込んだおカネを取り崩さない限り、「国の借金ガー」を返済することは不可能です。それは富裕層と大企業への大増税です。ただし、バランスシートから見て、それを避ける奥の手の方法が二つあります。

①庶民の借金を増やす
②日銀が国債を買い取る

どちらかをお選びください。