2016年3月12日土曜日

民主党は米国の予備選挙を見習え

民主党と維新の党が合併するようですが、面白くも何ともありません。なぜなら、自民党と政治のやり方が同じだからです。だから劣化自民党にしか感じられない。つまり、内部の派閥、力関係で党首が決まり、政策が決まるからです。国民不在で彼らの趣味を我々に押し付けているだけ。

なぜアメリカ大統領の予備選挙が面白いのでしょうか?トランプ氏やサンダース氏といった、共和党や民主党の内部の派閥や争いと無関係な大統領候補が、国民の投票だけで決まるからです。だから「我々の代表だ!」と、皆が興奮する。

ところが自民党にしろ民主党にしろ、あいつらの中だけで勝手に何か決めています。我々の代表ではなく、党利党略の代表ですね。そのくせ「国民の声ガー」を連呼する。だから冷めた目で見るわけです。

民主党が「国民の政党」を目指すのであれば、完全にオープンな党首選挙を行うべきです。党員に限らず、有権者すべてに投票権を持たせるわけ。そして党の幹部が立候補するだけでなく、党の若手や少数派もどんどん立候補して、立候補者が10人くらいになっても良い。そこで政策を戦わせる討論会などもやるのです。そして最終的にオープンで選挙を行います。

投票率を高めるため、ネット投票も活用すべきです。マイナンバーによる本人確認を利用すれば、不正は抑えられるはず。これなら、いやおうなく盛り上がりますよ。そして既存の党の執行部のお気に召さない候補者が当選したとしても、国民は「我々の代表だ!」と、皆が興奮する。それをサポートするのが執行部の役割ではないのか。

とはいえ、化石のようなガラパゴス政党にできるはずないですがw。