2016年3月16日水曜日

国民の意識調査がおかしい件

「中国に対して親しみを感じるか」というような意識調査が行われているが、いつも違和感を覚えざるを得ない。なぜなら、設問の「中国」が何を指すのかさっぱりわからないからだ。

中国といっても、「中国共産党」と「中国の人々」ではかなり違うはずだと思うからです。というか、自分がそうだから。というのも、中国人と同じ職場で数年以上仕事をしてきたから感想から言えば、中国人はおかしな人でもなんでもないですね。日本人に比べてすこし強情な気がしますが、それ以外は至って普通です。

しかし中国共産党は別です。あの連中のやっている政策はまったく同意できません。ウィグルやチベットで民族を弾圧し、武力で南シナ海を支配しようとし、尖閣諸島でも強権を発動しています。しかも歴史問題などを利用して国際的な日本の評価をあからさまに貶め、漢民族の民族意識を刺激したファシズム並みの独裁政治を推進しようとしている。

つまり、私は「中国人には親しみを感じるが、共産党には憎しみしか感じない」のだ。

そういう人も多いのではないでしょうか。にもかかわらず、アホな意識調査をいつまで続けるのか?意識調査は「中国人に親しみを感じるか」と「中国共産党に親しみを感じるか」の二つの設問に分けて行うべきだ。まったくナンセンス。