2016年3月21日月曜日

キューバは興味深い共産主義国

オバマ大統領が米国大統領として88年ぶりにキューバを訪問したという。キューバは共産主義国だ。共産主義と言えばソビエトや中国の「スターリン」「毛沢東」の印象が強烈で、粛清と殺戮、言論弾圧、宗教弾圧、物不足、覇権主義など、とんでもない国というイメージが強い。中国は共産主義のはずだが貧富の格差が大きく、毎日のように民衆が暴動を起こしている。

では同じ共産主義国であるキューバも粛清や殺戮があり、貧富の格差が激しくて毎日暴動が発生しているかと言えば、そうではなさそうだ。中国のように資本主義になってしまったわけでもなく、今でも共産主義体制を維持している。非常に不思議な存在だ。

ネットで少し調べてみた。実際にキューバに住んでいる日本人のブログによると、とても貧しい国だが、貧富の差が小さく、治安も非常に良いという。まあ、全員が貧乏だと取るモノがないので治安が良いのかも知れませんね。みんな貧乏だが、ホームレスのような人も居ない。経済の自由はかなり制限されているので、金持ちになるのは難しいが、極貧に喘ぐ人もいない。中国の共産党のように、ものすごい私腹を肥やしている役人は居ない。キューバは米国との国交を回復したようですし、これから経済の自由化をすすめるでしょうが、間違っても中国共産党と同じ道を歩まないようにして欲しいですね。

キューバを題材にしていろいろ考えてみると面白いかも知れない。