2017年9月8日金曜日

火星移住計画の不思議

宇宙番組は好きなので良く見ますが、火星に人類が移住してコロニーを作り、やがて宇宙にひろがってゆくのですなんてフレーズを聞いて、なんとなくそう思っていたけど、なんか疑問湧いてきました。先進国の人口減少してますからw。

火星に移住してコロニーを作るってことは、人口が増える、どんどん人口が増え続けて宇宙に広がっていくという話。宇宙モノのアニメや映画なんかも、だいたい人口ががんがん増えることが前提になってるんです。しかし世界の先進国では人口が減少傾向にあります。日本なんかすごいペースで減りそうな話ですし。

となると、あれらのテレビ番組や映画は、まるで前提から成り立たないじゃないですか。人類が宇宙に広がるどころか、地球で人口が減って、いなくなるんじゃないの?なんで、火星や宇宙に移住したとたんに精力バリバリになって、子供増やすんでしょうかw。ありえないです。

そもそも、人口が減るってことが、生物学的に言えば変なんです。何らかの原因があるから、人口が減るわけですよ。それをきちんと考えないと、人類が宇宙に広がるどころか、地球から出る前に人口減少で自滅してしまいますよw。ああいう番組を制作していて疑問に思わないんでしょうか。

なんで自然の摂理に反して人口が減るのか?そんなの子供を育てる義務とか本人の自由意思の問題じゃなくて、環境が何かおかしいからでしょう。途上国の人口は今でも増えてますが、それらがやがて先進国になると、どの国も必ず人口減少を始める。こうなると、社会システムによって、人口増加が阻害されていると考えるのが科学的な解釈でしょう。

科学的と言えば、これ、人間じゃなくて普通に「野生動物」を観察していて、動物の数が減少しはじめたら、なにかの環境要因があるはずだと騒ぎになるでしょう。動物の自己責任とか、自由意志とかそういう話じゃなくて。人間も動物ですから、人口減少には何らかの環境要因が想定されて当然だと思います。

生活している環境が悪化しないのに、勝手に数が減って消滅する動物なんて、聞いたことがありません。

火星移住計画の前に、人口が自然に増える社会システムにしないと、人類が宇宙に広がるどころじゃないよw。と、思いました。