2017年9月7日木曜日

ワニの口が開くのはおカネを増やさないから

財務省とその取り巻きである新聞テレビ、御用学者はそろって消費税の増税に賛成し、年がら年中ヒマさえあれば「財源がー」「ワニの口がー」と言っている。

しかし、税収が増えずにワニの口が開くのは、世の中のおカネを増やさないからなのです。おカネを増やさないと税収が増えない。これは日本が世界に実例を示しています。




1990年までマネーストックは10%近い割合で増加し続け、その間は税収が伸び続けています。ところがそれ以後、マネーの伸びを一気にゼロにする緊縮ショックを与えた上、マネーの伸びを3%程度に抑え続けています。その間、税収は減少傾向を続けています。

意図的に世の中に供給するカネを絞っておいて、それで税収を減らし、財源が足りないと言って国民の税金を増税する。明らかにおかしでしょう。財務省はそんなに国民を貧しくしたいのでしょうか。

消費税の増税など、とんでもありません。まずやるべきなのは、この図でわかるように、世の中のおカネの伸びを増やすことです。例えば10%程度、あるいは8%程度まで増やす。それでも税収が増えないのであれば、初めて増税を検討すべきなのです。

優先順位を間違えると、経済が破滅します。