2016年6月27日月曜日

どんな公約なら民進党を支持するか

自分は民進党をボロクソに批判しますが、民進党が嫌いなのではなく、政策がダメだから批判しているだけです。安倍政権より政策が良ければ、当然ながら明日からでも民進党を支持しますが、今の公約ではまるでダメ。

今回も英国EU離脱を受けて岡田代表が「内需中心の経済へ転換すべき」と言ってます。一般論では確かにその通りなのですが、民進党の具体政策ではそれが実現しそうにない。まるで見えない。

人への投資と言っても公共事業からの予算の振り替えで対応するのでは、総額として財政支出拡大にならないし、自給1000円に法律を改正したところで、貧困層の対策でしかなく、意味はあるが経済の押し上げ効果は薄い。特に金融緩和を強化するでもないし、減税も給付金もない。おカネを回さないでどうやって経済を押し上げるのか?内需拡大の掛け声だけで回復するなら、そんな楽な話はない。

では、どんな政策だったら民進党を支持するのか。

第一段階
・ヘリコプターマネーの実施
・消費税増税の凍結

通貨発行による、毎月国民一人3万円の給付金支給を実施(子供も含む)。インフレの状況を見ながら半期ごとに金額を見直し、インフレ2%を6か月超えるようなら打ち切る。2%を下回れば再開する。

これにより国内消費が増加し、景気回復と税収の増加が見込める。インタゲの達成も可能となり、量的緩和の効果が同時に得られる。マネーストックを直接増やすので、円安への効果も量的緩和よりはるかに強いと思われます。

第二段階
・金融資産課税1%による財政再建
・フロー課税による社会保障財源

インフレ率が安定して2%を超えるようになったら、税制改革を行う。財政再建はストックへの課税(金融資産課税)で行うものとする。社会保障の財源を消費税に限定せず、フローへの課税(所得税・法人税・消費税)全体で行う。その方が理に適っている。財政再建の財源を金融資産課税に限定することで、フローの負荷が減り、これで社会保障の財源は盤石となる。

他にもいっぱいあるけど、とりあえずこれだけで良い。
自民党は絶対にやらない(できない)政策だから。