2016年2月2日火曜日

サンダース氏が大統領なら面白い

米国の大統領選挙の候補者選びで、民主党ではサンダース氏がクリントン氏と互角の支持率を獲得しているようです。個人的にはサンダース氏が大統領になれば面白いと思います。

理由は、サンダース氏が大統領になれば、米国の内政が大きく変わる可能性があるからです。それ以外の候補者なら、たぶん誰が成っても、大きくは変わらないと思います。外交は別ですから、こっちは少々心配なところがあります。サンダース氏の外交姿勢がよく分らないからです。

とはいえ、おそらく候補者選でクリントン氏が最終的には勝つと思われます。クリントン氏はウォール街(銀行や証券)がバックにいますからね。なにしろクリントン氏の夫である、ビル・クリントン氏が1999年に「グラス・スティーガル法」という銀行規制法の廃止に貢献しましたから、ウォール街とはかなりの関係があるでしょう。

この銀行規制は1929年世界大恐慌の巨大バブルの反省から、銀行の投資を規制することでバブルを防止するために制定されたのですが、クリントン氏が廃止したため、その後、リーマンショックに向けてバブルがどんどん膨張することになったと言われています。もちろんバブルで破産した人も居るでしょうが、ウォール街の多くの連中が莫大な利ザヤを抜いたことは間違いありません。そのツケを政府つまり国民が払うのです。

そのウォール街がクリントン氏を必ず支援するはずです。
もちろん、自分たちの利益のために。