2014年8月31日日曜日

尖閣の実効支配強めるチャンスでは?

尖閣諸島は日本の領土ですが、日本の港湾施設や防衛施設などがありません。そのため、日本の支配下にあることを、国際的に決定的に名実ともに認めさせるに至っていると思えません。アメリカも尖閣諸島は日米安保の対象であるとしつつも、領土的に日本に帰属すると明言しているわけではないようです。

南沙諸島、ウクライナに続き、中東においてもISIL(イスラム国)が紛争を引き起こしており、このような時期であればこそ、日本があるいみ「どさくさに紛れて」尖閣諸島の実効支配を強めるチャンスかも知れませんね。世界が平和な時に、日本だけが問題を引き起こすことは不可能ですから、やるなら「今」でしょ。不謹慎などと考えてはいけません、世界とはそういう汚い論理で動いているからです。日本だけが聖人のごとくふるまっても馬鹿を見るだけです。

具体的には尖閣諸島における日本の港湾施設の建設に着手するのです。これは挑発でもあります。もちろん、中国は猛反発するでしょうが、中国が尖閣を占領することは難しいでしょう。軍事的に難しいのではありません。もし中国が尖閣諸島を占領すれば中国が世界から経済制裁を受け、経済が崩壊し、国内でコントロール不能な暴動が発生する可能性が高いからです。

ウクライナ問題で日本は欧米に歩調を合わせてロシアへの制裁に参加しているわけですから、当然、欧米も中国への制裁に参加せざるを得ないはずです。もし欧米が日本に同調しないなら、ご都合主義であるわけで、欧米に対する国際的な信用を失う事になるでしょう。

一部の人々は「中国共産党との共存共栄」をいまだに信じているようですが、不可能でしょう。中国と共存共栄が可能になるためには、中国共産党一党独裁が崩壊し、中国が真の民主国家に生まれ変わらねばなりません。もしかすると、尖閣諸島での動きいかんで、中国共産党に決定的なダメージを与える事も可能かもしれない、そんな気もするのです。