2015年12月8日火曜日

政府通貨なら内部留保課税必要なし

自分が企業の内部留保に課税すべきだと考える最大の理由は、現在の通貨制度では通貨(マネーストック)がすべて負債(信用創造)から生み出されているからです。このため、企業がおカネを貯め込むほど、別の誰かが借金を背負いこまなければなりません。これが巨大な政府債務を生み出す一因となります。もちろん、家計の資産もそうですけどね。

もし、通貨制度を改革して負債による通貨発行ではなく、政府通貨による通貨発行を行う様になれば、マネーストックの裏付けとして借金は必要ありません。つまり企業以外の誰かが借金を背負うことにはならないのです。

もしそうであれば、企業が内部留保を貯め込むことに反対する理由はまったくありません。よって、内部留保課税という考えは、まったく必要なくなりますし、むしろ害悪ですらあります。