2015年12月25日金曜日

産経記者・憲法判断 韓国の手口に気を付けろ

産経新聞社の記者が名誉棄損で告訴された件は無罪が確定し、日韓基本条約については合憲違憲の判断が見送られた。だかこれは韓国のみえみえの手口なので、呆れるしかない。

日本のお花畑論者の中には「韓国が日韓友好に向けて譲歩した」かのように考える向きもあるようだが、実際にはそうではない。もともと無罪の人を告訴して、それを無罪にし、もともと合憲違憲の判断対象にならない国際条約を告訴して、それを取り下げただけだ。これは譲歩ではない。これが譲歩だというなら、日本政府が済州島の領有権を主張し、それを取り下げれば日本が譲歩したとの理屈が成り立つ。

この手法は中国共産党の手口だ。尖閣にしろ南沙にしろ、もともと中国とは関係のないところに進出してきて領有を主張し、問題を大きくして、半分だけ譲歩してみせる。そして相手方に譲歩を促して半分を奪うのである。

あまりにミエミエで呆れるしかない。