2019年3月8日金曜日

政府債務の原因は「世の中のすべてのカネが借金」だから

財政再建を考える上で必要不可欠の知識は「世の中のすべてのおカネは借金からできている」ということ。これを抜きに国の借金問題は考えられません。

世の中のすべてのおカネは借金から作られます。これは、わたしたち国民が最も理解すべき基本常識です。こんな常識も知らないまま政治や経済を考えることなど、笑い話にしかなりません。

「世の中のすべてのカネは借金だ」という、現代のおカネのしくみを正しく理解することが、財政問題を論じるうえで最優先です。なぜなら、「世の中のすべてのカネは借金からできている」のであるなら、国の借金に対する人々の考え方は大きく違ってくるはずだからです。

しかしなぜか、そのことが新聞やテレビで報道されることはありません。いわゆる「報道しない自由」です。もし、それが報道されたなら、多くの国民が「それって、何か変じゃね?」と気付いてしまうからです。

しかし、財務省とその御用マスコミが消費税の増税を焦るあまり、景気がイマイチ悪いにもかかわらず、暇さえあれば「国のシャッキンガー」「消費増税まったなし」「国民は痛みを受け入れろ」の報道を繰り返すため、いい加減にウンザリする人が続出。ネット上では、増税ボットのような財務省の馬鹿さ加減にぶちきれる人が増加しています。やぶ蛇みたいなもんですね。景気が良くなるまで大人しくしていればいいものをww。

そのおかげで、ネット上では「国債を減らすことは、おカネをゴミ箱に捨てることと同じである」と理解する人がどんどん増えてきました。つまり、世の中にあるおカネが、すべて借金から作られていることが、ネット上ではバレバレになってきつつあります。

もちろん、新聞やテレビは無視しています。ですから、新聞やテレビしか見ない情報弱者の人々は、そのことに気付くことは少なく、まだまだ全国民の金融リテラシーは低い状態にあると思われます。これが、財政再建を正しく理解しないまま、政治が増税へ向かって暴走するリスクを高めています。

世の中のすべてのおカネは借金から出来ている。つまり、誰かが銀行(日銀あるいは市中銀行)から借金することによってのみ、おカネが世の中に供給される。もし、企業も家計も借金を減らそうとするならば、政府の借金は必然的に増加することになる。

という話の動画を制作しました。今回はその第1話であり、導入部分になります。第1話はたいへん大雑把に説明してますが、第2話では、その内容をもう少し詳しく説明する予定です。

なお、銀行制度の根幹である「信用創造」は、金融の知識のない人が始めて聞くと頭が大混乱になるので、それは全部すっ飛ばし、正確性を犠牲にして、わかりやすさ優先で説明しています。

「財政再建の必要なし」第1話
https://youtu.be/E8Z-iRoxQYY

※記事アップ直後に、動画再生できない事態が発生しましたが、修正しました。ご迷惑をおかけしました。