2014年12月11日木曜日

野党が共産党に見習うべき点

別に野党の共産化をお勧めしているのではありません。あれくらい明確な差を出さないと、有権者は「自民党との違いをあまり感じてくれない」という状況が、今回の選挙からわかるのではないかと思うのです。特に無党派には響かない。インパクトが無い。

自分もそれまでは第三局のように、アベノミクスのさらに上を行く「改良型」の方が現実的で国民に受け入れられやすいのではないか、と考えていたのですが、それは違うようです。認識を改め、アベノミクスと大きく方向性が違う「まったく別の新しい選択肢」を示す必要がある気がします。

というと、「安易だ」とかいう話になるでしょうが、結局のところ「常識の枠を超える事ができない」ようでは有権者の支持は得られない。その事実を突き付けられた気がします。もちろん、実現不能な出まかせの政策を打ち出すのが無意味であることは当然です。しかし、真面目で常識的な政策をしっかり打ち出したはずの第三局の政党はどうなったか?

もちろん、アベノミクスが決定的に失敗して、どうにもならない事態にまでなれば、野党がどんなに無策でも選挙で勝つことはできます。しかし、それが野党の存在価値なのでしょうか。だとしたら情けない。

野党はもっと大胆な政策転換が必要だと思います。必要なのはサプライズです。もしかしたら、それを生み出すための厳しい努力が、本物の「新たな選択肢」を生み出すきっかけになるかも知れません。それに期待したいです。

それが出来ないなら、野党はアベノミクスの決定的な失敗を待つしか、選択肢はないでしょう。