2016年8月5日金曜日

人工知能に支配されたほうが平和

人工知能が発達すると、やがて人工知能が人間を支配するようになる、と考えて怖がる人もいるようです。しかし考えてみると、人工知能に支配されたほうが、世界が平和になるような気がします。

人工知能が人間の知能を凌駕するほど高度に進化した場合、その人工知能は戦争をどのように評価するでしょうか。彼が「戦争は必要である」と判断することは無いでしょう。戦争は極めて非生産的であり、ムダそのものです。戦争以外の方法で実質的な解決は可能なのですから。しかし、歴史を見る限り、人間主導では絶対に戦争がなくならないことは明白です。それも人工知能なら理解するでしょう。

もし人工知能が強力な力を持ち、戦争の絶えない馬鹿げた状況を解決しようとすれば、必ず行うだろうと思われる事があります。それは人工知能がネットワークに侵入して、世界中の核兵器や主な兵器システムをすべて乗っ取り、支配してしまうことです。

そして、核兵器や主な兵器がすべて人工知能の管理下におかれ、ある意味で人工知能が世界を支配すれば、各国は戦争ができなくなります。そして、すべての紛争は「やむを得ず」武力以外の方法で解決されるようになるでしょう。

とにかく誰かが愚かな人間から兵器を取り上げる必要があります。もし神が本当にいるなら、とうの昔にそうしていたはずです。自分は、その役目として、人類の能力を遥かに超えるスーパー人工知能に期待しています。確かに人工知能に支配されることは恐ろしいですが、人間が世界を支配するほうが、もっと恐ろしい。

実に馬鹿げた妄想かもしれませんが、その妄想が実現しない限り、いつ、人間が再び殺し合いを始めるか、わかったものではないと思うのです。